カルチャー大変革期を突き抜けたオレたちオレたちオタク世代
もうずいぶん前から、行政は日本のアニメやマンガ、ゲームを“クールジャパン”として海外へアピールすることに躍起だ。でも、オレたちは海外や政府のエライ人の評価なんて関係なく、二次元文化に魅力を感じ、オタクライフをおもしろ楽しくやってきた。また、サブカル好きやファッション系の非オタクな人たちでも、レアものやデータ集めに熱を上げる行動は、まさにオタク的だったと言えるだろう。そう、昭和50年男は若い“オタクカルチャー”に浸り、拡張してきたオタク世代に他ならない。十代から成人前後にかけてハマった作品を振り返ることで、“好き”をひたむきに追いかけていた熱い気持ちを再点火し、混沌とした今を、さらに突き抜けていこうじゃないか。
20世紀末、アニメは急速に存在感を増していった。数ある作品の中でも、『新世紀エヴァンゲリオン』はアニメという「サブカルチャー」を「カルチャー」に高め、新時代をいち早くオレたちに見せてくれた!
昭和50年男の若き日を彩ったカルチャーは、「オタク」的だとも言われた。今でこそ市民権を得たオタクは、どのように醸成されていったのか。社会学者・宮台真司の証言と分析で半世紀のオタク史を振り返る。
声優は顔出しをしない陰の仕事だったが、本人のキャラやルックスにも脚光が集まり始めた90年代中盤。CDを出し、雑誌のグラビアを飾るなど、アイドルのような人気者となった先駆者の一人に櫻井 智がいた。
映画監督はこだわりの世界の人ゆえ、オタク的な要素が強い。中でも群を抜く存在が、Q・タランティーノとT・バートン。彼らだからこそ創り得た作品の魅力を、映画マニアとして知られる作家・樋口毅宏が語る!
家電の街、電脳都市だった秋葉原がどのようにメイド喫茶と結びつき、発展し、オタクを惹きつけたのか。LIVE&BAR・ディアステージのプロデューサー、“もふくちゃん”こと福嶋麻衣子が総括する。
「コミケ」として親しまれる「コミックマーケット」は、世界最大規模の同人誌即売会。1975年に少人数の集団に創設され、現在に至るまでオタク文化を愛するすべての人を受け入れ続ける奇跡のイベントだ!
日本プロレス史上、最も多くの観客動員があった90年代。その人気を支えたのは、当時会場を埋め尽くした昭和50年男世代のプロレスオタクたちだ。ターザン山本の証言で90年代プロレス黄金期を読み解く。
テレビゲーム、PCゲーム、アーケードゲーム…今では当たり前に思えても、昭和50年男世代にはすべてが衝撃的だった。ゲーム黎明期~成熟期の経験が血となり肉となり“お笑い”という芸になった男もいた。
昭和50年男が親しみを込めて「モリグチ!」と呼んだお姉さん。“バラドル”として一世を風靡した彼女も、35年の長いキャリアのなかで、タレントとして、舞台俳優として、そして夢の出発点であった歌手として、その道筋を輝かせてきた。
ロックとファンクの最高沸点 = Funk-a-lismo! の名のもとに、ホットな楽曲とステージパフォーマンスを続けるスクービードゥー。昭和50年生まれで幼い頃からの仲、25年前にバンドを立ち上げたメンバー2人と下北沢で待ち合わせた。
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