深く強い愛であふれていた時代を生きた幸せを
いま一度噛み締めて明日への元気に変えよう!!
発売日
2022年6月20日(月)
定価
1,280円(税10%込)
俺たちを育んだ昭和の愛
昭和は愛であふれていた。現代が枯渇したとは言わぬが、アナログ時代の愛にはぬくもりがあり、不便さゆえに生じる創意工夫も愛のスケールを大きくさせた。加えて、社会を形成していた大人たちの体験も大きい。戦争だ。ほとんどの大人たちは極貧を経験しているから、その子供世代に同じ思いだけはさせたくないと必死の努力を積み重ねたのである。つまり愛してくれたのだ。豊さにおいてはまだまだ途上だったが、大人たちから注がれる愛は沸点だった。日常の中に、そしてブラウン管の中にも愛がどっさりと詰まっていた。男と女の愛憎劇を成長過程でそれぞれに学びながら、心を覚醒させてきたのだ。この一冊に、昭和の愛をどっさりと詰め込んでみた。受け取った胸を開いて、愛あふれる男で生き抜いてほしい。
1970年代に吹き荒れた「変身ブーム」。そのなかでも、ひと際異彩を放つのが『愛の戦士レインボーマン』だ。死ね死ね団が企てる作戦はどれも現実的。対するレインボーマンはいかに戦ったか? そこには原作者・川内康範の想いが込められている。
2015年2月14日、鮎川のパソコンに詰め込まれたシーナ&ロケッツの軌跡とも言える楽曲集を聴きながら、シーナは旅立った。4時47分…鮎川のパソコンから流れる音楽がちょうど『ユー・メイ・ドリーム』に切り替わった瞬間だった…。
イギリスから届いた純朴な初恋物語…。1971年、本国イギリスやその他の国ではさして話題にならなかった一本の恋愛映画が日本で大ヒットを記録。その人気は公開から50年以上経った今も根強い人気を誇っている。その魅力とは?
映画『ラ・ブーム』シリーズで俺たちの前に現れたソフィー・マルソーは、それまで手の届かない存在だった外国の女優を、初めて親しみやすい女の子として意識させてくれた。そして彼女の人気をきっかけに、1980年代の洋画アイドルブームに火がついたのだった。
どうやって女の子とキスするか、どうやって童貞を捨てるか。いかに女の子を口説くかを徹底的に伝授!青春時代の夏の俺たちの悶々とした悩みを、解決するあの手この手を教えてくれたのが『ホットドッグ・プレス』だった。今こそ感謝を捧げる!
夏の風物詩のひとつだった芸能人たちの水泳大会。今の時代では考えられないが、人気アイドルたちがボディラインぴっちりの水着姿で動きはしゃぎまくっていた。懐かしの芸能人水泳大会の㊙話を元シブがき隊、布川敏和が語る。
『銀河鉄道999』のメーテルは、実の母親ではないが、鉄郎にとって母のような存在だ。慈愛に満ち、強く、鉄郎を見守り続ける。そして何よりもその美しさに、昭和40年男は憧れた。メーテルのモデルとなった美女について、そして自身の母親について、原作者・松本零士に話を聞いた。
浪速のオカンは、昭和、平成、そして令和も、マンガ、テレビ、リアル社会で笑いを振りまき続ける。やかましい、図々しいと言われつつも、なぜ愛される? チエちゃん教えてんか!? 『じゃりン子チエ』のチエ役、中山千夏の大阪オカン学。
昭和時代のバラエティ番組には、たくさんの“コント番組”があった。そのなかでもいちばん楽しめたのは、自分たちの生活に根づいていた“母子コント”だったのではないだろうか? 数多のコメディアンが母役を演じたなかで、最も強烈だったのが伊東四朗が演じた「おかあたま」だ!
ジョン・レノンとポール・マッカートニーが親しくなったきっかけは母を亡くしたことの共感だった。ビートルズ時代、二人は母への想いを歌った曲をいくつか発表していくが、なかでもジョンがソロで発表した「マザー」は世間に大きな衝撃を与えた。