俺たちいつも腹ペコだった…
けれど幸せだった。
発売日
2022年4月18日(月)
定価
1,280円(税10%込)
奇跡の昭和フードショウ
「腹へった~」は、ガキの頃俺たちが最も多く吐いたセリフかもしれない。それを受け止めた親世代はガキの頃飢えていたから、子供たちにはひもじい思いをさせたくないと、白い米を腹いっぱい食わせてくれた。俺たちの親世代にとって生きるモチベーションでもあった。ありがたいことだ。加えて俺たちの成長期は、日本がどんどん豊かになっていき、“食”に関してもまさしく革命的な時代だった。それまで口にしたこともないうまいものに、度肝を抜かされ続けて育ったのだ。そんな昭和の豊かな”食“を、ズラリと並べたフードショウの開幕〜!!
ホンダのバイクやソニーのラジオと並ぶ戦後日本の三大発明の一つを我々は見逃しがちだ。その名は“インスタントラーメン”。これなしに戦後史を語ることは不可能だ。そして我々昭和40年男の歴史を語るのに欠かせないのが、世界初のカップメン「カップヌードル」だ。
「ペヤング」と「U.F.O.」は、昭和40年男世代にとってあるのが当たり前の存在だ。なかには確固とした好みを持つ人もいるだろうが、その日の気分で食べ分ける人が圧倒的に多いと思う。普段の暮らしにおいて両者を比較することは珍しく、このページであらためて両者のすばらしさを実感してほしい!
続々と新作が生み出され、古今東西数えきれないほどの種類が存在する即席メン。ここまで発展を遂げてきた過程で、常識を覆す製法やネーミング、味の製品が次々に登場。注目され、人気を博し、そして消えていった。ここでは5つのカテゴリ別に、一味違った変わり種たちを紹介しよう。
オトナ中心の社会と家庭で泳ぎ、まあ叱られてばかりいたガキの頃だったが、コイツだけは万人に平等だった。冷蔵庫。ある日、彼は2枚の羽根を得て劇的に変わった。以来彼は家庭内ハイテクの善き王として、今も我々を見守る。
“個食”が定着してしまったかもしれない現代人。我々もそれを受け入れてしまっている。しかし、かつて(今も)みんなでワイワイ同じメシをつついていた時代があった。給食こそその原風景。揚げパンやソフト麺、ミルメーク…あの懐かしい味を振り返ってみよう。
1970年代半ば以降、ファミリーレストランやフードチェーンが全国展開され、外食のスタイルが変わっていった。なかでも、アメリカの“食”を感じさせてくれたのが「デニーズ」だ。1974年の第1号店オープン時には、米「デニーズ」のメニューを“再現”したという。
幼稚園や小学生の頃、日常はもちろん、遠足のお供としても欠かせなかったお菓子たち。1971年は、僕らを毎日楽しませてくれた定番のお菓子がいくつも登場した“当たり年”だった。あの甘み、すっぱさは永遠。今も舌が、心が覚えるお菓子を再検証する。
ひとり、自宅でのんびりと昼間から呑むためのつまみにはどんなものがいいだろう? もちろん、昨夜の夕食の残りや出来合いの総菜でも悪くはない。が、せっかくの休日の家呑みなのだから、いつもと一味違うつまみを、自分で作ってみてはいかが?
燻製と聞くと難しいイメージをもたれるかもしれないが、おいしい燻製を、意外と手軽に作ることができるのをご存じだろうか。自分のためだけに作ったこだわりの燻製が、家呑みをさらに充実したものにしてくれるはずだ。
我々の身体はすべて“食べた物”からエネルギーを得て動き、その肉体を作り上げている。肥満や生活習慣病が問題視されて久しいが、食物過多に栄養バランスの崩れなど正しい食事ができていないからさまざまな病を発症させてしまうことを、いま一度意識しよう!