音楽を聴くための
最先端テクノロジーに憧れたあの頃!
俺たちをときめかせた音楽モノ大全
歌に心を奪われるようになったのはいつからだろう? きっかけはジュリー? 花の中三トリオ? 俺たちは成長と共に流行歌に心を奪われ、時を同じくして大衆化されていったカセットテープにより、音楽を気軽に楽しめるようになった。そして、新テクノロジー満載のマシンに、猛烈に物欲はかき立てられたのだが、もちろん手の届かない憧れのモデルもあった。やっとの思いで手に入れても最新はあっという間に最新でなくなり、すぐさま目移りした若き日の俺たち。ミラクルのごとくイカしたマシンが登場し続けた時代、俺たちはつくづく幸せなティーンエイジャーだった。今回の総集編は、誰もが憧れた音楽モノを一挙掲載! あの頃の「相棒」と再会できるかも?
パソコンもTVゲームもなかった時代、ラジカセを手に入れた時の感動は忘れられないという人もいるだろう。初期にはモノラルだったラジカセも3年ほどの後にはステレオタイプが登場し、さらに多機能化へと突き進んでいく。ダブルカセットにメタル対応、果てはラテカセと、物欲と憧れはふくらむばかり!
王道ブランドと言われたSonyをはじめ、AIWA、National、SHARP、SANYOなどなど、数多くのメーカーがラジカセ市場に参入した黄金時代。それぞれのメーカーが革新的な機能を生み出し、しのぎを削った。各メーカー・ブランドの代表的なモデルにスポットを当て、人気機種たる所以を検証してみる。
ハードやソースが進化していくにつれ、録音にもよりよい音質が求められ、カセットテープも進化していく。クロームやメタルなど、ラジカセ側が対応していないと使えない高品質・高価格のテープも登場し、小遣いの少ない俺たちでさえ欲しがったものだ。ここではそんなカセットテープの歴史をご覧頂こう。
1979年に初めて登場したウォークマン『TPS-L2』、その2年後にはより小型化された『WM-2』が発売され、以降は毎年新しいモデルが市場に投入されるという、昭和40年男にとってはうれしくも、悩ましい時代がやってきた。各年の代表的なモデルを中心に、発売から20年間の歴史を振り返る。
お小遣いに余裕ができてきてレコードが買えるようになると、やはり自分専用の視聴環境が欲しくなる。メーカーのコンポシリーズでそろえるのもいいが、ラジカセのように完成製品ではないから、プレーヤーやアンプ、スピーカーなどそれぞれ違うメーカーの気に入ったものを組み合わせることにも憧れた。
聴くだけでは満足できなくなった昭和40年男は、ついに音を「奏でる」ことへと手を染めていく! 女の子にモテたい一心、文化祭でヒーローになりたい!という単純な動機だったかもしれないが、そこには「ギター」の存在は欠かせなかった。憧れのアーティストのモデルはマジで手の届かないものもあった。
『昭和40年男』に連載されていた、松崎順一氏のコラムから「音モノ」を抜粋し、さらに70~80年代の懐かしいカタログをご紹介。 Webもなければ、今のように大型量販店がどこにでもあったわけではない時代、製品を吟味するための最も重要な情報源だったカタログは、その作りも気合いが入っていた!