愛しのスーパーカー/憧れのクルマ大全
俺たちが愛したクルマたち愛しのスーパーカー/憧れのクルマ大全
「俺たちが愛したクルマたち」というストレートなタイトルの総集編第2弾は、昭和40年男のハートを直撃するに違いない。これまでに本誌「夢、あふれていた俺たちの時代」や連載「S40モータス」、特集企画などに掲載されたクルマの記事を装いも新たにまとめあげたものだ。第1弾同様、51冊コンプリート読者なら全冊ひっくり返してみれば見つけられるかもしれない記事ではあるが、とにかく巻頭のカウンタック&フェラーリに始まる怒涛のスーパーカー特集は保存版もの! 続く憧れのクルマ大全は、大人になった昭和40年男が恋焦がれたクルマたちだ。あの頃愛したクルマに今一度想いをはせよう。
昭和40年男が夢中になったもののなかでも、今なお記憶に深く刻まれているであろう「スーパーカー」。その人気を二分していたのが、カウンタックとフェラーリ512BBだ。衝撃を受けたガルウイング? 洗練されたグランドツーリング? あなたはどっち派? 永遠の憧れの2台を今あらためて検証する。
あの大ブームの立役者はこれ! マンガ『サーキットの狼』に登場したロータス・ヨーロッパは、1,600ccライトウェイトのスポーツカーだが、戦う相手はカウンタックやフェラーリなどの超スーパーカー! 4Lクラスで12気筒のモンスターマシンにはない親近感あるヨーロッパにはリアルに憧れた。
昭和40年男を揺さぶった、人生史上最大最上の贈り物である「スーパーカーブーム」。あの熱狂的なブームを、仕掛け人・池沢早人師のインタビュー記事も交えて再検証する。当時流行ったグッズや、スーパーカーイベントなどをあらためて振り返れば、あの胸躍らせた記憶がよみがえること間違いなしだ!
1981年に発売されたトヨタ・ソアラ。後のハイソカーブームの火つけ役となったこのクルマは、バブル経済の象徴とも言われた。子供の頃に憧れたスーパーカーとは違う、新たな「憧れ」が現れたのだ。80年代トヨタの口火を切ったブランニューモデル・ソアラの開発責任者が、その誕生について語る。
バブル真っ只中の1988年、ベンツやBMWがもてはやされていた年に発売された日産・シーマは国産の高級車として爆発的な売れ行きをみせた。時に昭和40年男も23歳、このクルマの登場には驚きと羨望が入り交じった感情をいだいたに違いない。バブルオヤジたちが燃えた、あのビッグ・カーを再検証。
昭和40年男が免許を取得できるようになった1983年に発売された、初代バラードスポーツCR-X。ボーイズレーサーで、スピンターンはお手のものというこのライトウェイトスポーツにはリアルに憧れたはず。そんなCR-X、実はエコカーとして開発されたという秘話を、開発総責任者が語ってくれた。
俺たちが憧れたスーパーカーのみならず、マツダ・ルーチェやいすゞ・117クーペなどの日本車のデザインも手がけた、カーデザイン界のスーパースター・ジョルジェット・ジウジアーロ。若い頃からその才能を発揮した「真面目な天才」。共に仕事をしたプロダクトデザイナーがその圧倒的な仕事ぶりを語る。