海の向こうの音楽に憧れ、
都会のおしゃれな光景に憧れた!
俺たちを背伸びさせた洋楽&シティポップ大全
10代半ば頃、まだ少しハードルの高かった洋楽に憧れ、背伸びしながら聴いていたという人は少なくないはず。そんな昭和40年男世代が恵まれていたのは、二十歳前後となる70年代後半以降、百花繚乱の時期を迎える洋楽シーンとともに過ごせたことではないだろうか。さらにほぼ時を同じくして、国内の音楽も変革期を迎えていた。それまでの歌謡曲とは一線を画すカッコいい音楽が登場し、それらはシティポップと呼ばれ、若者たちを虜にした。めくるめく描かれる都会のおしゃれなシチュエーションは、ここでも昭和40年男世代を背伸びさせた…。自分たちがのぼってきた大人の階段をあらためて振り返ると、そこには「洋楽」と「シティポップ」があった。今号はそれらの総集編をお届けする。
1981年に発売された、大滝詠一の『A LONG VACATION』は、リマスター版が発売されればいまだに売れ続けているという大ヒットロングセラー。大人の恋やオシャレな生き方に憧れ、いつか自分も…と思いながら聴いていたあの頃。果たして今、そんな思い描いたステキで粋な大人になれているだろうか?
日本語ロックの道を拓いた、はっぴいえんど。昭和40年男世代にとって、1970年デビュー時の定かな記憶はないと思うが、後に俺たちが背伸びして聴いたシティポップにその遺伝子は受け継がれていた。その元はっぴいえんどのギタリスト・鈴木 茂が、アレンジャーとしての視点からシティポップを語る。
1980年に発売されたユーミンの10thアルバム『SURF&SNOW』は、その後のリゾートブームを予言するような一枚で、あの、映画『私をスキーに連れてって』のはるか7年前のリリースだった。このアルバムの発売に合わせて開催された恒例のSURF&SNOW in Naebaは2020年に40回目を迎える。
「君は売れないよ」と言われた杉 真理が、一躍人気アーティストに登り詰めるまでの軌跡から、最近のJ-POPに対する思いや、ポップスの極意までを語り尽くした6ページにわたるインタビュー。今も第一線で活躍する杉 真理が、新しい令和の時代に目指すものとは一体どのような音楽なのだろうか。
一口に洋楽と言っても、様々なジャンルの音楽が存在する。洋楽パートの冒頭では、アメリカとイギリスの1950年代から1980年代後半までの変遷を年表で見える化。アメリカのカントリー&ウエスタン、リズム&ブルースや、ビートルズ、ストーンズに代表されるUKロックからの流れがひと目でわかる!
80年代初頭に突如やってきたそのブーム。ニューロマンティックと呼ばれる新潮流はどのように現れ、そして消えていったのか。華麗な衣装に身を包み派手なメイクをした彼らは瞬く間に世界を席巻し、日本のお茶の間にまでも進出。デュラン・デュランという名前を知らない人にまでその印象を深く残した。
1970年代、カルトスター的な存在だったデヴィッド・ボウイが83年に発売された『レッツ・ダンス』を機に、世界的なスターへと変貌を遂げた。「美しすぎる」という言葉が、これほどぴたりと当てはまる男性アーティストはそうそういないだろう。そのボウイの83年の来日ツアーの思い出を振り返る。