オレたちの宝物(ホビー)
オレたちがまだサンタクロースの存在を信じていたガキの頃、クリスマスシーズンになると、家の郵便受けには街のオモチャ屋やデパートのチラシが舞い込んだ。オモチャの写真と商品名、価格がぎっちりと印刷されたそのチラシは、オレたちにとって宝の地図。チラシを広げてそれらを手に入れることを夢想しては折りたたみを繰り返し、クリスマスが近づいてくるのを指折り数えたものだった。あの日からずいぶんと時間が流れた──。今のオレたちは、欲しいものをそれなりに購入できる。しかし、念願のものを入手した時に、ガキの頃のような高ぶりはあるだろうか。そもそも、あの頃にオレたちをワクワクさせたモノとはなんだったのだろう…。今号はオレたちの宝物(ホビー)を振り返り、その魅力を再検証してみたい。さあ、脳の隅にしまいっぱなしになっている宝箱を一緒に開いて、時間旅行へ出発しよう!
昭和50年男にとって、現代のテレビゲームやソーシャルゲームに匹敵するホビーといえば、間違いなくボードゲームだ。圧倒的なまでの量とバリエーションの豊かさを誇ったボードゲームの魅力を思い起こしてみよう。
変形、合体…テレビの中のヒーローが、オレたちの家にやってきた! 数多の昭和50年男が幼き日々を共に過ごしたダイキャスト製キャラクター玩具──「超合金」の魅力とは!? 夢を現実にした超合金玩具の歴史をプレイバックする。
宇宙、海賊、アニメロボット、恐竜、ボードゲーム、新大陸、秘密基地、なんでもごちゃまぜだった『ロボダッチ』シリーズ。社運を賭けた新商品が大成功した背景を紹介する。次々わき出すアイデアでわんさかごちゃまんのロボダッチを生み出した、小沢さとる先生のインタビューも掲載!
アニメの歴史を変えたと言われる『機動戦士ガンダム』。その人気をさらに広げたのは、日本中の子供たちが熱狂した「ガンプラ」だと言い切っていい。これがオレたちのガンプラだ! 「MSV」を盛り上げ、『プラモ狂四郎』にも登場したモデラ―集団・ストリームベースの川口名人にも直撃!
1970年代のスーパーカーブームを経て、80年代のクルマは“かっこいい”から“かわいい”へとトレンドが変わっていった。そのなかで生まれ、大きなブームとなったのが「チョロQ」。時代とリンクして一世を風靡した玩具の魅力をあらためて探る。
1970年代後期から80年代にかけて、子供向けのオマケ付きお菓子=食玩はかなりの商品が出ていた。そんな懐かしのオマケたちを、ここではいろいろ紹介していこう。「ビックリマン」や「ジョイントロボ」、「必殺ガムラツイスト」&「ラーメンばあ」、ミニガンプラ入りチョコスナックも登場!
オモチャ禁止の学校に唯一持ち込めたのが、オモチャ感覚の文房具たち。「学校で使うから」と言い張って親に買ってもらえることもあり、ガキ心を熱くするギミックを搭載した商品が次々と発売。子供たちを夢中にさせていた。
1980年代初頭に一大ブームを巻き起こした「ゲーム&ウオッチ」。薄くて小さいハイテクオモチャは小学校低学年だったオレたちのハートをわしづかみ! 友達の家や学校に持っていき、指の皮が擦り切れるまで夢中になった。
ゲームメーカーが自社ゲーム機向けに発売する周辺機器もホビーのひとつ。というわけで、他社とは一味違った視点の周辺機器を数多く発売しているセガの製品に焦点を当てて紹介する。ついでに(?)「ジリオン」や「ピコ」、オマケページには他社モノ“シュウォッチ”や「龍馬くん」も紹介。
1980年に歌手デビューし、その後はアニメ声優、テレビ番組のアシスタント、ラジオパーソナリティ、ナレーターなどマルチに活躍してきた彼女。40年以上に及ぶ芸能キャリアを、昭和50年男世代直撃のあの番組も交えながら振り返る。
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