オレたちの90年代1990-1994 5years
ジャパンカルチャーにとって80年代は大きな転換期となり、世の中を明るく楽しく変えていった。90年代に突入すると、それらはさらなる細分化と巨大化の2軸で発展を遂げる。言い方を変えれば、カラフルになりながらモンスター化していくような激しいうねりが巻き起こったのだ。特に90年代前半は、現代まで続く骨太なカルチャーの起点になっている現象が数多く見受けられる。この時代の空気を、最も多感であり悩み多きハイティーンの頃に感じることができたオレたちはなんと幸せなんだろう。90年代に突入した5年間を切り取った大特集で、思い思いの時間旅行を楽しんでくれっ!!
アメコミものを中心に爆発的なフィギュアブームが起きたのは90年代後半だが、そこへ至る着火点に一本の映画があった。1989年の年末に公開された、ティム・バ―トン監督版の『バットマン』だ。この作品の登場が、世間のフィギュアに対する価値観を大逆転させたのだ!
活動期間はたった2年と2ヶ月。疾風のごとく音楽シーンから姿を消したフリッパーズ・ギター。しかし、いや、だからこそ、彼らが残した功績と影響は今も古びることはない。作家・樋口毅宏が、90年代前半に起こった“TFG革命”を語る。
昭和50年男が高校生の頃に、少しオトナの世界を教えてくれた代表的な青年マンガ作品をPLAYBACK! さらに、当時の異色ギャグ『サルまん』の作者、相原コージ&竹熊健太郎コンビが制作裏話を語る。
昭和50年男の青春時代、テレビゲームはいつも身近にあって、自分たちの成長とともに進化を遂げてきた。アーケードから対戦格闘ブームが巻き起こり、3Dポリゴンを駆使したタイトルも登場、やがて家庭用は次世代機戦争へ突入…。さらなる新展開を見せた90年代前半のゲームシーンを振り返る。
日本プロレス史において、90年代前半は最もさまざまなスタイルが花開いた時代だ。SWSが発足し、新日本プロレス・闘魂三銃士と全日本プロレス・三沢光晴ら超世代軍が台頭、そして大仁田厚も登場した“ゴールドラッシュ”を振り返ってみよう。
渋カジブームもあり古着デニムの相場が高騰した90年代初頭。自らの手でヴィンテージデニムのレプリカを作ってしまおう、というムーブメントが起こった。自分だけの色落ちを手に入れるという新たな楽しみを教えてくれた、あの名品に再会!
昭和50年男が夢中になった、ザ・80年代なヒーローと言えば、やはりこの人… 高橋名人だ! 昭和の名人ブームを振り返りつつ、人間・高橋利幸の姿に迫る新連載。あの頃の裏ステージをスタート!!
“エンタメおじさん”と慕われる昭和50年生まれのテレビプロデューサー、テレビ東京・佐久間宣行。『ゴッドタン』をはじめとする人気バラエティ番組を手がけるかたわら、あの『オールナイトニッポン』でラジオパーソナリティもこなす、そんな多忙を極まる活動の原動力は何か?
二度のオリンピックで結果を出し、人生を変えてしまった体操の元メダリスト、池谷幸雄。清風高校の同学年・西川大輔との「清風コンビ」で活躍した。世間のフィーバーぶりのなかを生き抜き、芸能界でも活躍した体操界のレジェンドがその半生を語る。
14歳で芸能界入りした「おキャンなレディ」は、歌手としても女優としてもヒットを連発し、昭和50年男のポップアイコンに。当時、最後のアイドルらしいアイドルだったかもしれない“のりピー”は、現在も圧倒的な美貌と深みを増した歌声でファンを魅了し続けている。
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