発売日
2022年1月11日(火)
定価
780円(税10%込)
発行間隔
隔月刊(奇数月11日発売)
モノ、あふれていた俺たちの時代Love in MONO
モノに夢見ながら、愛し、憧れ、成長とともに過ごしてきた。まるで息吹を感じるかのように寄り添ったり、相棒と呼んでみたり、人それぞれ十人十色のモノ歴史があるはずだ。あなたの中にもきっとあなただけの世界があることだろう。それらと照らし合わせながら楽しんでいただく、人とモノのストーリーの始まりだ。パート別に、「憧れの傑作品」ではスタンダードな逸品を、「こだわりのメーカー&ショップ」では野球少年時代や青年期の憧れの名ブランドを紹介。「俺たちが憧れた劇中の小道具」では、物語に登場し、多くの昭和40年男が欲しい!と願ったモノたちが登場。「モノで人生を彩る達人たち」は著名なコレクターたちのモノを集めるきっかけとなった出来事など、興味深い話が満載。そして「タメ年男のこだわりの逸品」では、リアル昭和40年男たちが、こだわり抜いたモノについてその思いを語り尽くしてくれた。「断捨離なんてまっぴらごめん!」そんな俺たちに勇気と希望を与える一冊をお届けしよう!
夢、あふれていた俺たちの時代
昭和56年(1981年)
昭和40年男が少年から青年を経て大人への道をまっしぐらに歩んでいた時期は、日本経済が沸点へと向かって急上昇していた時期とピッタリ重なる。そうした勢いを肌で感じながら成長した俺たちには、いい思い出が数多く残っているはず。この特集は俺たちが過ごした「夢、あふれていた時代」からある一年を切り取って、当時の希望に満ちていた日々を振り返る連載特集だ。今回は昭和56年へ時間の旅に出かけよう!
昭和40年男たち愛用品のなかには、昔も今も変わらず魅力を放ち続ける永遠の傑作品が数多くある。その魅力の虜になったため、使い捨てるのではなく、メンテナンスをし、修理をし、いつまでも大切に愛用し続ける。そんな逸品をここに紹介しよう。
スポーツ=野球だった昭和40年男の子供時代、ある者は地元の少年野球チームに、ある者はリトルリーグに、そうでない者は空き地で草野球を楽しんだ。そんな時代から今に至るまで、昭和40年球児の憧れのブランドがミズノである。
伝説と言われるスターが普通にテレビに出ていた時代を昭和40年男は知っている。観るものすべてに興味をもち、影響を受ける少年期ゆえ、スターの存在は絶大だった。それは人物そのものはもちろん、彼らが身につけている小道具にまで関心が及んだ。
テレビ東京系で放送されている人気番組『開運!なんでも鑑定団』に番組開始時から出演し、おもちゃコレクターとして知られる北原照久。彼がコレクションに突き進む原動力とは何か、そしてモノ蒐集のおもしろさを語ってもらった。
「ホォー アチョー!」と今にも吠えそうな構えでこちらを睨んでいるのは、ニッキこと錦織一清。その手に収めているのはお手製のヌンチャクだ!子供の頃に欲しかった“武器”を自分の手でこしらえてしまうという、その情熱って!
反骨精神の象徴であり、ロックミュージシャンのユニフォームともいえる革ジャン。古くはエルヴィス、70年代のパンクロッカーがその代表であるが、昭和40年男を代表するロックミュージシャンのひとり、宮田和弥に革ジャンへの積年の思いを聞いてきた。
異例の長期ロケのもと、北海道・富良野の雄大な自然を舞台に描かれた連続ドラマ『北の国から』。東京から電気も水道もない廃屋に移り住み、多くの試練を越えながら絆を深めていく親子の物語は国民的ドラマとなった。
シンデレラストーリーを地で行くブレイクだった。1981年に芸能界入りした松本伊代はデビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」が大ヒット。《伊代はまだ16だから》の衝撃的フレーズで、たちまちトップアイドルとなった。それから40年。“タメ年の星”が名曲誕生の舞台裏と音楽活動への思いを語る。
大きな瞳とキュートな笑顔で昭和40年男を魅了した森尾由美。アイドル全盛時のなかでも彼女のかわいさは特別な輝きを放っていた。今も変わらず清楚なイメージで、ドラマやバラエティで大活躍を続けている。今回の取材でも、デビュー時と変わらないキュートでさわやかな笑顔を見せてくれた。
勝負を分けた瞬間、悔やみきれないミス…。たった一球のなかにも、起伏の激しいドラマは潜む。伝説の野球人に聞く、記憶の中の重い一球。この連載も最終回。いつまでも語り継がれる「怪物」投手に接見を果たした。
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