発売日
2019年7月11日(木)
定価
794円(税10%込)
発行間隔
隔月刊(奇数月11日発売)
消えた⋯俺たちの夏
ティーンの頃の俺たちは、いつだって夏のことばかり考えていた。青春は夏を中心にまわるのさ。小麦色の女の子たちはひと目会えば恋に落ちるエンジェル。振り向いて欲しくて、小麦色を超える褐色を目指してせっせとコパトーンを塗り込んだ。火照った身体にシーブリーズが心地よかったぜ。エンジェルたちをゲットするためにクルマを手に入れ、カセットを何本も編集した。そんな俺たちの努力は、小麦色の向こうにある白い肌のため。ナンシーが夏色なのも、夏夏ナツナツ♪ と連呼する曲が売れちゃうのも、俺たちが夏を愛する心模様の現れだった。だが、俺たちが愛した夏は消え去り、すべては遠い昔の幻になってしまった。今こそ、心の中にくすぶり続けていた「俺たちの夏」を取り戻そう。さぁ、この夏は肌を焼け。恋に生きろ。…そいつはちょっとハードルが高いが、せめてコパトーンの香り漂うならギンギラな男になろう。旅に出るなら新島だぜっ!!
夢、あふれていた俺たちの時代昭和56年(1981年)
昭和40年男が少年から青年を経て大人への道をまっしぐらに歩んでいた時期は、日本経済が沸点へ向かい急上昇を続けた時期とピッタリ重なる。その勢いを肌で感じて成長してきたのだから、時代の影響は多大に受けてきたハズ。この連載特集は、俺たちが過ごした「夢、あふれていた時代」からある1年に焦点を当て、さまざまな出来事をふり返りながら、世代的ルーツの一端を「再検証」してみる試みだ。今回は、昭和40年男たちが16歳になる「昭和56年(1981年)」をフィーチャー。さぁ、時間の旅へ出かけよう!
1982年、俺たちの前に現れた早見 優はまさにサマーガールだった。小麦色の肌、スレンダーな肢体、常夏のハワイ育ち―。知的な微笑みをたたえた彼女の周りには、いつも爽やかな風が吹いていた。
夏の定番といえばこの歌! リリースから35年、時代を超えて愛され続けるデュエットソングはいかにして誕生したのか? 3年前にコンビを復活したふたりが、本誌だけにその舞台裏を語ってくれた。
昭和の夏は、雑誌、テレビ、映画…と、あらゆるメディアに水着の女性があふれていた。レコードも例外でなく、俺たちはジャケットに写るビキニのアイドルを目当てにレコード店に駆け込んだのだった。
友よ、君の夏に、カーライフに今も夢はあるか? ライフスタイルが大きく変化していった80年代、俺たちはタイヤの上で確かに青春を生きた。当時をふり返り「ニッポンの夏とクルマ」を考える!
夏のテレビの風物詩だった芸能人水泳大会。今では考えられないが、人気アイドルたちがボディラインぴっちりの水着姿ではしゃぎまくっていた。当時のマル秘バナシを元シブがき隊・布川敏和が語る!
昭和の夏には、今とは次元の違う情熱的な熱さがあった。それは家電カタログにも顕著だ。ここでは特に夏色の濃いものをセレクト。青い海や空、水着の女性の組み合わせには、持ち帰りたくなる魅力が。
ドラマ『ビーチボーイズ』で演じた「日本で最初のサーファー」役を地でいく男、マイク眞木が登場。海の近くで生活し、今でも波をチェックしてしまうという、元祖ビーチボーイが語る「昭和の夏」。
1カ月以上もあった小学生の夏休み。そんなロンバケを俺たちはどのように過ごしていただろう。ここでは少年時代にタイムスリップして1日の流れを追ってみる。読み終えた時、あなたの心は夏模様?
パーマリーゼント、革ジャンに白いマフラー、サングラスのツッパリスタイルで登場した暴走族あがりの横浜銀蠅。彼らが「お茶の間に浸透した初のツッパリ」となった道のりをリーダー嵐さんに直撃!
『ママとあそぼう! ピンポンパン』から生まれた少年アイドルグループ「ビッグ・マンモス」でセンターを張ったタメ年男、ノンノンこと森井信好。当時から現在まで、波乱の人生を語ってもらった。
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