俺たちのSF
一般に「SF」と聞けば、クラークやハインライン、筒井康隆、小松左京らのSF小説や、映画『2001年宇宙の旅』などの名作が挙げられますが、幼少時からテレビを観て育った昭和40年男たちにとって、それらが身近な存在だったとは言いにくいところがあります。むしろ幼少時から親しんだテレビ特撮やアニメ、ハリウッド映画など、当時次々に登場したエンターテイメント性の高いSF映像作品群を浴びるように観て育っており、もはやそうと意識しないほど自然にSFと親しんだ世代だと言えます。そこで今回は、こうしたSF作品群が人気を集めていった背景について、当時の関係者たちへの取材を通して明らかにしつつ、それらが与えた世代的影響について、さまざまな切り口から考察しました。
夢、あふれていた俺たちの時代 20歳(昭和60年)
昭和40年男が少年から青年を経て大人への道をまっしぐらに歩んでいた時期は、日本経済が沸点へと向かって急上昇していた時期とピッタリ重なる。そうした勢いを肌で感じながら成長できた俺たちには、いい思い出が数多く残っているはず。この特集は俺たちが過ごした「夢、あふれていた時代」のある1年に焦点を当て、当時の希望に満ちていた日々を振り返る連載特集だ。今回は昭和40年男たちが20歳となる「昭和60年(1985年)」へ時間の旅に出かけよう。
警戒! 膀胱・前立腺のリスク尿から届く、不吉な知らせ
「おしっこに血が混じってるけど、ちょっと酒を飲みすぎたからかな」なんて自己診断は非常に危険。尿は健康のバロメーターであり、50歳を超えると泌尿器の病気は急激に増加する。その血尿は、膀胱や前立腺からの極めて危険なサインかも!
昭和40年男たちをSF好きにさせた最初の作品といえば、きっと『サンダーバード』とウルトラマンシリーズだろう。両作品が与えたSF的インパクトを考える。
昭和40年男のSFビッグバンのひとつと言える作品が『ヤマト』だ。大ヒットしただけでなく、さまざまな意味で歴史的な意義のある本作のSF的な魅力を探る。
小説・テレビ・マンガといったコンテンツ作品ではなく、玩具からSFの魅力を発信して子供たちを魅了したのが『ミクロマン』だった。
テレビや映画などの映像作品とは別に、独自のSF世界を築きあげていったのがマンガだ。映像とは違ったSF表現を構築した作品の数々を、その登場背景と共に紹介する。
1985年に連載を開始した音楽マンガ『TO-Y』。その誕生の経緯や連載時のエピソード、世界観について、作者である上條淳士にロングインタビューを敢行。
1985年、『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』が世界的な大ヒットを続けるなか、初来日したスプリングスティーン。その伝説のステージに洋楽ファンが熱狂した。
1985年、自滅するようにして劣勢に立たされた猪木・新日本に対し、雌伏の時を過ごしていた馬場率いる全日本が大攻勢をかけた
「シャイニノ~ン」という印象的な声での歌い出しで記憶に残るあの名曲が発売されたのも1985年。バンド結成からヒットに隠されたエピソードまでボーカルの鈴木トオルが語る真実とは?
『後ろから前から』で世に衝撃を与えた伝説のアイドル・畑中葉子。彼女が当時、どのような状況にあり、どんなことを考えていたのか、克明に語った。
往年の名選手たちが語る、忘れられない「あの一球」。連載初回を飾るのは、ショートの名手・河埜和正だ。
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