オモシロ懐かしい少年時代〜青春時代。俺たちの昭和カルチャー・ザ・クロニクル
夢、あふれていた俺たちの時代 1980-1982
昭和40年男たちが少年から青年を経て大人への道をまっしぐらに歩んでいた時期は、日本経済が沸点へと向かって急上昇していた時期とピッタリ重なる。そうした勢いを肌で感じながら成長してきたのだから、きっとその影響を多大に受けているはずだ。本誌は、そんな「夢、あふれていた時代」からある1年に焦点を当て、当時の希望に満ちた日々を振り返りながら世代的ルーツの一端を探り出そうという、ある種の“試み”である。今回は昭和55~57年(1980~82年)へ時間の旅に出かけよう。
新日本勢と極真勢が対峙する殺気立った会場にて、ゴングが鳴らされた試合の真相とは?
周囲との摩擦を怖れずに役作りに没頭した松田優作の鬼気迫る演技について、撮影監督・仙元誠三が語る。
近所のクリーニング店から仔猫を引き取ったことから始まったブームの裏側を、仕掛け人が語る。
前年の1回戦敗退から、見事優勝を成し遂げた報徳学園。その中心選手・金村の活躍を追う。
ハイソカー、デートカーとして後に一世を風靡するソアラだが、実は質実剛健な本格ツーリングカーであった。
常にプロレス界の話題の中心にいたアントニオ猪木だったが、この年は猪木人気を超える抗争が勃発し注目を集めた。
元祖ビジュアル系とも言うべき一風堂のフロントマン・土屋昌巳に、ニューウェイブ旋風の真実を聞いた。
中森明菜、小泉今日子、堀ちえみ、原田知世、石川秀美、三田寛子…前年のピンク・レディー解散を節目にしたかのように新時代のアイドルが多数登場したこの年の様子を、その渦中にいた早見優に聞いた。